1888年 |
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1代目比古二(ひこじ)生まれる。
宇治から茶種をとりよせ、優良品種を選抜。
ここから栗崎園の歴史が始まる。
点在していた茶樹を現在の長い畦(うね)の茶
畑にし、県茶業生産組合大会で発表。
蚕生産が盛んななか、比古二は茶業一筋を貫
き、東京の池田園に出荷。
周智郡茶品評会では毎年優秀な成績を収める。
<おまけ>
ニックネームは「ぎょろ目のひこさ」
厳格な性格だったようで、今でもその怖さが話題になるほどです。
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1905年
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2代目修一郎(しゅういちろう)生まれる。
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1915年
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尋常小5年(10歳)
父親を見て、早くも手揉みに触れる。
ほいろに手が届かないため、むしろを積んで踏み台にして茶を揉む。
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1925年
(20歳)
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手揉み名人 高柳甚五郎の教えを受ける。
揉む茶の中に木綿針を入れ、指を刺さずにそろえて揉み上げられ
るよう練習に励んだ。
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1928年
(23歳)
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製茶伝習教師の資格を取得。
この頃から茶業の発展、技術の伝承に努め、後にその功績が
認められることとなる。
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1979年
(74歳)
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静岡県手揉保存会師範認定。
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1981年
(76歳)
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同会理事就任。
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1990年
(85歳)
1994年
(88歳)
1995年
(89歳) |
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静岡県指定無形文化財保持者に認定。
天皇・皇后両陛下の前で、手揉み披露。
食品産業優良表彰で、茶業界初の
農林水産大臣賞受賞。
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1996年
(91歳)
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緑白綬有功賞受賞。
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2000年
(95歳)
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家族、親戚に見守られ、安らかに死去。
<おまけ>
座右の銘は「茶禅一味」 趣味は詩吟と書道
とにかく肩書きの多い人でしたが、私にとってはきさくでやさしい
おじいちゃん。
意外と新しいものが好きで、私がパソコンを購入した時は「見せて
くれ」と興味津々でした。
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1934年 3代目克之(かつゆき)生まれる。
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1950年
1952年
1960年
1972年
1974年
1976年
1977年
1979年
1980年
1981年
1985年
1988年
2000年
1966年
1983年
1986年
1988年
1990年
1991年
1995年
1996年
1997年
1997年
1998年
1999年
2000年
2000年
2001年
2003年 |
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周智農林春野分校入学。
働きながら学ぶ定時制、根っからの農業好き。
牛の田おこし競技で優勝。
就農
宅配便による販売始める。
山林を開墾し茶園を造成し茶業生産組合設立。
農業経営士に認定。
後継者の育成に努め、20名にもわたる研修生を自宅に受け入れる。おかげで私の幼い頃は、お兄さんがたくさんいるにぎやかな
毎日!!
静岡県農業青年海外派遣視察に同行(ヨーロッパ6ヶ国)
当時30アールの茶園全量を自販するようになる。
後に105アールまで拡大。
献上茶園認定。
全国品評会入賞
春野町農業振興会初代会長。 
この頃から店先での販売を始める
関東ブロック品評会入賞
工場改築
息子貴史就農。
名誉農業士 認定。
<おまけ>
野良仕事と会合(もちろん酒つき)が大好き。
特技は山仕事。自宅建築の時は自ら山に入り
木を選び伐採するというこだわりようであった。
4代目貴史(たかし)生まれる。
学生時代は陸上部、成人してからもあちこちの駅伝で走りまくる毎日。
(体力には自信あり。)
東京農業短大入学。
山奥の田舎から一転、花の大東京へ。
今まで知らなかったことを色々学ぶ。(もちろん農業についてです。)
家業を継ぐ決心をする。
国立野菜茶業試験場で2年間研修。
お茶の歴史から最新技術までくまなく学ぶ。
授業中や休み時間の職員室でメモをとりまくり、「メモ魔」と恐れられる。
このころから、長期休暇を利用して家業を手伝う。
物産展などのイベントに参加するようになったのもちょうど
この頃、 恥ずかしくて「いらっしゃいませ」の声も出ず、お茶も売れず。
今では「口で売る」といわれるまでに成長しましたけどね。
就農。
親子3代での経営はめずらしく、ちょっとしたニュース。
4人の仲間で1ヘクタール開墾。
フォルテでの旬の採れたてバザール始まる。
産直イベント販売が本格的になり、口コ
ミでお客様が増えていく。
結婚。
県認定農業士となる。
県青年農業士に認定される。
手揉み教師補の試験合格。
県茶品評会3年連続1等入賞
山の茶畑で仕事中、入賞の連絡を頂く。嬉しさのあまり、声も出ず。
創業以来、初めて頂いた大きな賞、お世話になった皆様には本当に感謝
しています。
食べるお茶、ティーパック茶、ほうじ棒など、商品を徐々に増やしていく。
茶工場改築。ちょっと大きく、機械も一台増やしました。
茶園造成し、やぶきたと新品種「山の息吹」を定植。
栗崎園便り「茶禅一味」の発行をはじめる。
県茶品評会3等入賞。
「元気ねっと」に出会い、HPをたちあげる。
全国茶品評会1等に入賞。
農林水産大臣賞受賞
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