緑の茶ばらへようこそ!

                     ここ、春野町は、山々に囲まれた静かな里。
                     美味しい空気と水、自慢と言えば、それくらいです。
                     この恵まれて環境を生かし、美味しいお茶作りに励んでいます。






 

 山のお茶はおいしいよ!

おいしいわけその1傾斜地
 
我が家の茶ばらの8割は傾斜地です。
正直、肥料まきやお茶刈りは、大変ですが、いいところがたくさん!
@水はけがいいこと。
  だから、元気な根っこが育ちます。
  元気な根っこは、元気な茶の木の基本です。
A
太陽の光をたくさん浴びられます。
  おいしい空気と光のシャワーで、おいしいお茶が
  育ちます。
おいしいわけその2日温較差 

   「山のお茶は香りがいい」と言われますが、ご存じでしたか?
   昼夜の温度差が大きい
ことが良く影響しているようです。
   ただ、春先の夜の冷え込みは、胃が痛くなる思いです。
   柔らかい新芽が霜にやられないよう、昼夜問わず見守っています。
カンレイシャ カンレイシャ・・・夕方の冷え込む頃、茶畑を黒いビニール
             (カンレイシャ)で覆い、寒さを防ぎます。
             翌朝の日の出る頃には取りはずします。
防送ファン 防霜ファン・・・比重の重い冷たい空気が茶畑に降りてくるの
            で、扇風機のようなプロペラを回して上方の
            温かい空気を吹き降ろします。
スプリンクラー スプリンクラー・・・スプリンクラーで葉に水をかけます。
              すると、水が氷になるとき潜熱が発生し、
              霜を防ぐことができます。
              ただし、降霜直前の深夜でないと効果が
              ないので、神経と労力を伴う作業です。
 
おいしいわけその3
 春野町の気候は、やや寒冷で昼夜の温度差が大きいのが特徴。また、気田川という清流もあり、そのためよく霧が降ります。新芽への太陽光線を制限すると、旨み成分テアニンが増えて、コクのあるおいしいお茶になります。いわば、霧のおかげで「天然のかぶせ茶」ができるというわけです。 
 


茶畑の一年

1月〜2月
肥料まき
3月〜4月
肥料まき
5月
一番茶収穫・整枝・防除
6月〜8月
肥料まき・防除
2番茶収穫
9月
肥料まき
深耕
10月
秋整枝
11月〜12月
しき草をしく


肥料まき
    茶のより良い成長と、土壌改良のために行います。
    少しずつ何回もまくことにより、無駄なく吸収される
    よう心掛けています。肥料が不充分だと、もちろん
    茶の品質が落ちますが、逆に多すぎるのもだめ。
    根が腐るし、流亡して環境汚染をひきおこします。
    だから、質(有機質で良いもの)はもちろん、
    まく時期、量には大変気を使います。
整枝
    新茶の刈り取りに備えて、茶株面を綺麗に刈り揃えます。
    こうすると、新芽がそろって沢山出てくるので、
    品質のいいお茶がとれます。なお、この機械には
    茶袋が付いていません。葉は肥料となるので、
    そのまま茶畑に刈り落とします。

 この頃は、下の写真のようにカーブが緩やか、水平に刈り落とす機械が主流になってきました。
こちらの方が、太陽の恵みを均等に受けられ、芽伸び、品質が安定します。
また霜にもあいにくいようです。
茶刈り
    我が家では、5月初旬と6月下旬の2回だけ
    摘みとります。茶の品質を保つためには2番茶まで
    が限度と考えています。
    新芽が5〜6枚出た頃、上方の4〜5枚
    を刈り取ります。
    遅すぎると味が薄くなるので、適期を逃さぬよう
    毎日注意しています。袋いっばいになったお茶は、
    サンタのように担いで運び出し、即、工場へ。
    翌日には袋詰めして発送するので、
    食事も寝る間も惜しんで働きます。
手摘み
    一部、上級茶用に、かぶせ茶を手で摘みます
    (3〜4枚)
    昔ながらの手法は、近所のおばあちゃんたちの
    独壇場。
    せっせと摘む元気な姿には頭が下がります。
深耕
 
  土と、肥料、しき草などを混ぜ合わせ、養分たっぷ
    、かつ、ふわふわの通気性の良い土にします。
    また、古い根を切ることにより、新根が発生し、
    より元気なお茶になります。
防除
      自然豊かな土地柄を生かし、天敵による防除が最適だと考えています。
      が、現実それだけでは不充分なので、害がみられたときは、やらざるをえません。
      近隣に迷惑をかけぬよう早朝に、民家があれば、その旨お伝えしてから行います。
      引き続き減農薬に努めますので、どうぞ、ご理解ください。
しき草
 
  気田川沿いの草を刈り取り、茶園に敷いていきま
    す。水分保持、保温、雑草防止、肥料・土壌の
    
流出防止などの効果の他、有機質補充に役立
    っています。環境にもお茶にもよい方法なので、
    とても大切にしている仕事です。


我が家の品種

      品種という個性は、土質、刈り取り時期、製造方法などの違いで
      さらにいろいろな表情を見せてくれます。
      これらをうまくブレンドして、おいしさに深みや幅をだしていきます。              

やぶきた
最もポピュラー。
香り爽快、旨みが強い。
やぶきた
くらさわ
香りが良い。
味は比較的淡泊。
くらさわ
おくひかり
味、ソフト。
色、香りが良い。

おくひかり
さやまかおり
名前の通り、狭山で生まれ
た香りの強いお茶。



さやまかおり
めいりょく
うちでは、無農薬栽培
しています。
めいりょく
かなやみどり
水色が濃くて、
香りも良い。
 
かなやみどり

やまのいぶき
味がうまみが強いひんしゅです。
やまのいぶき
紅ふうき
紅茶の品種で、鼻炎の方にお勧めです
べにふうき
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