懐かしの道具たち
我が家の蔵にあった、懐かしの数々です。
物持ちが良いというか、整理下手というか、ぞくぞく出てきました。
お宝が眠っているか!?と期待しましたが、
昔からの百姓家なので、農具ばかりでした・・・。
でも、古き良き時代に思いをはせたり、
昔の苦労を忍んでみたり、我が家の「心の宝」ですね。

竹かご
これを背負って山を上ったり、下りたり。
椎茸取りに使っていました。
子供がすっぽり入る大きさです。
(6年ほど前に引退)
貯穀器
この中に米を入れ、蔵の中で貯蔵していました。
が、夏場、虫がわいて困りに困り、惜しまれつつも昨年引退。長い間、ご苦労様。
足踏みミシン
20年くらい前まで使っていた思いますが、新型がやってきたので、お蔵入りです。
でも、まだ、動いたりして・・・。
精米器
このさび具合から、粗大ゴミかと思う方もいるのでは?
でも、実は、現役、活躍中です。
老体にむち打っての精米作業で、
えらく時間がかかるのが難ですが、
いたわりつつ、頑張ってもらっています。
とうみ
米のもみと玄米を綺麗に分けてくれます。
子供って、なぜか、このハンドルを回すのが好きですよね。
(現役)
一升ます
米を計っています。
昔の道具は、こんなものまで、えらく頑丈。
叩いても落としても壊れそうにない代物です。
(現役)

味噌を作るための大豆を煮るのに使っていました。
除草の押し車
田んぼの苗間を、これをがらがら押しながら、草を掻きとっていました。
茶刈り機
1人用の茶刈り機。
25年ほど前のものだと思います。
こんな小型でも、一応、動力で、
エンジンを背負って刈っていました。
火鉢
今でいうストーブですね。
小学生の頃の懐かしいやつです。
炭火って、すごく暖まるんですよね。
ユニークなデザインです。
おけ
里芋をがらがら洗うおけです。かゆくて素手でいじれないので、
右の写真の棒でかき混ぜて洗います。
蕎麦の栽培に使っていました。
うね間の土をすくい、細かい土をふくっては、蕎麦の株もとに被せたそうです。
私の記憶にない、昔の農具です。
茶部屋
こんな、古い写真もありました。
今でいう茶工場です。
この頃の記憶は、残念ながらうっすらです。
親父と、亡き祖父の時代ですね。
今はの機械は重油で動いていますが、
この頃は薪をくべていたようです。
囲炉裏
うちの、玄関先です。
毎年10月9日の節句には、ここで、串芋をやります。
夏には、気田川で釣った鮎もここで串焼きしました。あ〜、美味かったなあ・・・。
お客様にくつろいで頂く、大事な場所です。
掛け軸
亡き祖父は、手揉みだけでなく、書に関しても、ものすごく長けている人でした。
で、これは、そんな祖父が愛して止まなかった漢文です。元気な頃の作品で、
玄関先に飾ってあります。
↓意味はこんな感じです。
「朝起きて一杯の茶は、
  精神をふるわせ、良い考を開く。
 食後の一杯の茶は、
  口の中を綺麗にし、消化を助ける。
 忙しい中の一杯の茶は、
  乾きを止め、悩み事を去る。
 仕事の中の一杯の茶は、
  すぢ骨を和らげ疲れを消す。」

「茶禅一味」と共に、祖父の思い出いっぱいの言葉です。
春野の精・栗崎園 kurichan@lilac.ocn.ne.jp
〒437-0604 静岡県浜松市春野町宮川537 TEL&FAX 0539-89-0756 
<茶栗崎園のコンテンツページへ 昔のお写真