あ | 荒茶茶の葉を蒸して揉んで乾かした1次加工品。これをさらに仕上げ加工して商品とします。いわば製造途中品なので、葉は大ぶり、不揃い。水色は緑ですが、味は青っぽく、水分が多いので保存には注意が必要です。 | |||
一番茶その年最初に出た芽で作ったお茶のこと。5月初旬の柔らかい芽で作った上質のお茶です。 | ||||
一芯二葉(いっしんによう)まだ開かない心芽とその下二枚の葉のこと。新芽の中でも最上級の部分で、品評会出品用はこの部分を丁寧に手摘みします。 | ||||
一服お茶や薬を飲むこと。また、休憩すること。私達は「お茶煮たで一服しまい。」(お茶を入れたから休憩しましょう。)と言います。 | ||||
戻る | 畦(うね)茶樹を1列に並べて仕立てたもの。ほとんどの茶園が このタイプ。きれいに並んだ畦はまるで緑の毛虫たち。 新緑の頃はとくに素晴らしい眺めです。 ![]() |
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か | カテキンお茶の成分の1つで、渋みのもと。(6種もあるそうです。)抗菌、抗ガン、抗酸化作用など、薬効成分はあまりに有名。 | |||
カフェインお茶の成分の1つ。覚醒、強心作用などある。上手に飲んで気分爽快、勉強や仕事の能率をアップさせてください。 | ||||
かぶせ茶寒冷沙(カンレイシャ)という黒い不織布で遮光した葉で作ったお茶。テアニンが多いので、独特の甘み、コクが味わえます。 | ||||
急須茶道具には詳しくない私ですが、急須だけはこだわりたい!中網が添え付![]() けの物が減ってきて寂しく思っています。あれが1番美味しく入れられるのに・・・。 |
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合する(ごう)合組(ごうぐみ)ブレンドともいう。品種や畑の違うお茶を混ぜ合わせ、バランスの良いおいしいお茶に仕上げます。なかなか味が決まらず、家族で意見しあうこともしばしば。みなさんも煎茶にくき茶や食べるお茶を合してオリジナル茶を作ってみたらいかがですか? | ||||
さ |
仕上加工荒茶に火入れなどもう一手間かけ、商品にすること。難しいところでもあり、楽しいところでもあり。ここが、栗崎園らしさをだすポイントでもあります。 |
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新茶その年摘み取った葉で作ったお茶。中でも若い芽を摘んだ初期の頃のものは絶品です。ちなみに去年のものは古茶といいます。 | ||||
新芽4月〜5月にかけて出てくる若い芽。ここを摘みとって新茶を作ります。 | ||||
戻る | スプリンクラー灌水、防霜対策として、茶園全体に効率よく水をまく装置。 | |||
た | 大海(だいかい)できた荒茶を一時的に入れる袋。紙、ビニール、![]() 紙の3重構造でお茶を外気から守ります。 |
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窒素ガスお茶は酸化すると味も香りも台無し。そのため酸素を抜いて、窒素ガスを充填して包装しています。封を開けなければ半年〜1年は美味しく保存できます。 | ||||
茶殻茶を入れた後の茶葉。不溶性栄養素の宝庫です!上級茶のものは味も良いので是非食べてください。布袋にいれて(ティーッパク茶も可)入浴剤にするのもお勧めです。 | ||||
茶業試験場お茶の試験、研究をする場所。私、金谷の国立茶業試験場で2年研修しました。思い出の場所です。 | ||||
茶師昔は手で揉んで茶を作る人をこう呼んだようですが、私達は、茶工場で茶を製造する人のことをいいます。特に免許などないのですが、やはりそれなりの知識や経験が必要。他の作業者より給料もいいんですよ。 | ||||
茶原(ちゃばら)茶園、茶畑のことをこう呼んでいます。 | ||||
茶渋茶の成分(カテキンなど)が酸化して茶色になったもの。茶碗や洋服につくとなかなか取れずに厄介。でも、茶染めのシーツや靴下など(消臭、抗菌作用がある)もあるくらい、そんなに嫌わないでくださいね。 | ||||
茶寿108歳の長寿を祝ってこう呼びます。草かんむり(十、十)と作りの部分(八十八)を足すと108になる。お茶を飲んでいつまでも健康でいたいですね。 | ||||
茶禅一味(ちゃぜんいちみ)茶と禅の道は別のものであってもその精神は同一だという思想。平たくいえば、「茶」は楽しみ、文化、芸術にとどまらず、自己の発展の道でもあるってことでしょうか。(勝手な解釈ですが)私の大好きな祖父の座右の銘でしたので、栗崎園便りもこの名を付けました。 | ||||
茶びくお茶摘みさんが摘んだお茶を一時的に入れる籠。![]() 竹製で通気性が良い。腰に縛り付けて使います。 |
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茶びつ仕上げ茶を収納する箱。外は木、内はブリキ。![]() 蓋は隙間なくかみ合う印籠蓋で、外気からお茶を守ります。 写真は私よりも古いもの、歴史を感じます。 |
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茶部屋茶工場のことをこう呼んでいます。もともとは手揉みをする場所のことだったようです。 | ||||
戻る | テアニンお茶の成分の1つ。うま味成分。血圧降下などの作用もあるようです。 | |||
な |
生葉(なまは)摘み取った新芽、製茶前の葉っぱのこと。 | |||
2番茶一番茶後(6月下〜7月初)にまた芽が出てくるので、それで作ったお茶。一番茶より渋みがある。 | ||||
は |
拝見盆黒いブリキ製のお盆。これに茶を入れて 審査(見たり触ったり香りをかいだり)します。 「拝見」という言い方が奥ゆかしいですね。 ![]() 語源は、「茶道」の茶道具を拝見(よく鑑賞) するところからのようです。 |
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八十八夜立春から数えて88日目。(5月2日頃)この頃から新茶の摘み取りが始まるので、いいお茶の代名詞のようにも使われます。また茶寿(88歳)は長生きの象徴でもあり、縁起物としても人気があります。 | ||||
フッ素茶の成分の1つ。虫歯予防の効果がある。 | ||||
古葉(ふるは)柔らかい新芽の下にある硬葉化した葉。これを新芽と一緒に刈り取るとお茶の品質が落ちるので、お茶刈りはかなり神経を使います。 | ||||
変質酸化してお茶の質が悪化すること。茶葉も水色も赤茶色っぽくなり、味にも嫌味がでてきます。 | ||||
焙炉(ほいろ)手揉みする台、製茶道具。下からガス(昔は炭)で熱しながら和紙を張った台で茶を揉みます。4〜5時間ほとんど中腰で揉み続けます。40℃の熱をおびた台で、体全体で揉むので、かなり重労働。1ほいろで4sの生葉が揉めます。工場でも1回分を1ほいろ、1杯といい、うちの工場は1ほいろ60sです。 | ||||
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ま |
みる芽若い芽のこと。みるいと当然量は取れませんが、一般的に質はよくなります。まだ首も座らないような赤ん坊も「みるい」と言います。これ、静岡の方言なんですね。私、長いこと標準語だと思っていました。 | |||
や | やぶきた杉山彦三郎が藪の北から選び出した品種。日本茶の8割方がこれ。私もおいしいので好きです。最近はいろいろな品種がでてきておもしろくなってきました。はっきり言って品種の違いは微妙、それぞれの特徴を生かすべく、栽培、製造を研究しなくては・・・。 | |||
ら戻る | リーフ訳すと葉っぱ、つまり茶葉。缶やペットボトル茶と区別して、リーフティーと呼びます。入れたてのリーフティーは格別だと思うのですがどうでしょうか?面倒くさいと思われがちな急須で入れる時間、私にとってはくつろぎのひとときです。同じ茶葉でも毎回違う味が楽しめるのもリーフティーのおもしろいところです。 | |||
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