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茶園とそこから見下ろす景色は、こんな感じです。
標高400m、この上には民家がなくて寂しいところですが、その分、空気も水も美味しいです。
茶の生育を見る限り、もともとの地が良いようです。
敷き草を入れたりと、土壌管理も大切にしていますが、
この「もともと」っていうのが本当に有難い話です。
ここを茶園にするため、数十年前に、他の農家の方々と協力して開墾しました。
だからこの辺を、今でも「開墾」と呼んでいます。
この時は、親父はもちろん、亡きおじいも現役で、みんなで石を拾うところから始めました。
それがやっと今、最高の状態になってくれています。
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◆どんな管理をしているの? |
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左写真は、その道のプロ、農協・普及員の方などのアドバイスを頂きながら、整枝の位置を決めて
いるところです。(すみません、この茶園は他の方のものです。)
これ、実は前年の秋の話。新芽に関わる重要な決断を、このときすでに迫られるんです。
右写真は、整枝しているところ。緊張しましたね・・・。(こっちはもちろん我が家の園です。)
他、肥料や敷き草を入れたり、草を取ったり・・・と一年中、いろいろあります。
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◆どうやってつくっているの? |
▼カンレイシャによる被覆をしました。
これで、ぐっと上品な色、味になります。
http://www.kurisakien.com/nizsi3-4-25kannrei.htm |
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▼一芯二葉(いっしんによう)の折り摘みをしました。
まだ開く前の葉(一芯)と、開いたばかりの小さな葉2枚(2葉)だけを丁寧に、指の腹で摘みました。
すごく神経を使う作業でした。
http://www.kurisakien.com/nizsi3-5-1otatumi.htm |
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▼35キロ揉みの小型の機械で、丁寧に揉み上げました。
硬く針のように揉むため、通常の3〜4時間かかります。
茶農家仲間である振興会のメンバー、農協職員、機械のメーカーさん、色々な厳しいチェックが
入りながらの作業です。
(下の写真、昨年度のものですみません。まさかのことで、今年は写真を撮り忘れました・・・。) |
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◆全国品評会について |
全国茶品評会は、毎年、開催場所を変えて行われます。
本年度は、静岡県が開催地なんで、より頑張ろうという思いで1年過ごしてきました。
今年の出品数は、「普通煎茶30キロ」66点・「普通煎茶10キロ」205点・「深蒸しせん茶」159点・「かぶせ茶」74点「玉露」100点・「てん茶」95点・「蒸し製玉緑茶」84点・「かま入り製玉緑茶」63点でした。
審査は、静岡茶市場で、試験研究機関、生産、流通関係団体等の代表者25名で行われました。
8月26日〜29日までの4日間にもわたる大掛かりなものです。
外観(20点)、香気(75点)、水色(30点)、滋味(75点)4項目を200点満点形式で審査されます。
うちは、199点でした。惜しくも味で1点減点でしたが、「普通煎茶10キロの部」で1等2席を頂けました。
さらに、農林大臣賞(申請中)も頂ける予定で、すごい話におろおろしています・・・。
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